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MINI’s Life(NoOpen,NoLife!)

英国の香りがするクルマとの物語

野生

箕面は紅葉、滝、お猿さんで有名な山ですが
過去に観光客が襲われて
ケガをするなどの事故が多発し
猿を自然へ帰す実験が行われて久しい

エサやり禁止の市条例も制定され
猿を目撃する頻度も激減していたのですが・・・


水曜日夕方ドライブウェイにて
ブラインドコーナーを曲がると
10数匹の猿の群れが道路に広がっている

クルマならボディシェルに守られてるけど
おっとMGは無防備だった
あいにくコチラはMTB
半袖ハンパンで肌の露出も多いから
凶暴なヤツに引っかかれでもしたら
ダメージがデカイ

刺激しないように
そ知らぬ顔で横をすり抜ける

次のカーブを超えると・・・
ゲゲっ!また群れだ

そんなことを繰り返して
けっきょく50匹ほどの大群だった
逞しい野生のケモノ50匹と
なまった人間1人では勝負にならない

あー透明人間になりたい



続いて木曜日午前
才ケ原林道にて
後輩と二人MTBを押して歩いていると
前方でミドルエイジな夫婦ハイカーが立ち止まっている

歩を進めていくと
奥さんが「猿がイッパイで怖いから一緒に歩いてください」だって
ナルホド前方に猿の群れが林道を塞いでいる

ボクが先頭、夫婦が中央、後輩が最後尾という隊列で歩いていると
ノソノソと道を開けるお猿さん

こっちを見物してるヤツ、まるで逆サファリ状態だ
P8250212.jpg


ボクらの頭上を右から左へと木渡りをする
サービス精神旺盛なヤツもいる


どうしてだろう?
山奥へ追いやられたはずの猿が
再びボクらの前に戻ってきた

ここ最近、連続して鹿とも遭遇したし・・・
山奥で食べるものが不足してるとか?

一つ気づいたこと
昔の猿は気性が荒かった
勝手に戦闘態勢に入ってウナリだしたり
飛び掛るフェイントまで織り交ぜて
ヒトを威嚇していた

連日の猿は温厚だ
横を通っても歯をむいてウナルこともない
道路をふさいでいても
猿の対人バリアー距離にヒトが近づくと
自ら避けて離れていく
興奮する時期とか温厚な時期とかあるのかな

理由は分からないけど
ボク個人としては、こんな平和的共存が続けばウレシイ

野生動物を間近に見ながら山遊びができるなんてサイコーじゃない

問題は人間がルールを守れるかってトコだな


可愛くても野生動物
近づくと「撃退モードオン」で噛み付かれることもある
むやみに近づかない、刺激しない、目を合わせない
手を出した子供が指を噛み切られる事故もあった
ペットじゃないってこと、親が教えてあげないと・・・

食が満たされてるわけじゃないんで食べ物を見せない
「あの猿カワイイー」とか言いながら弁当広げてひったくられてるバカオンナや
お土産のお菓子を持ち歩いて奪われてるバカオヤジを見たことがある
しかもタイテイ目の前で猿に食われて悔しい思いをしている
相手は飢えてるんだから見せれば取られるの当たり前なのにねぇ

エサを与えない
ヒトの食べ物を、貰ったり奪ったりの癖が付いちゃう
人間は食べるものを持っていないと覚えさせないとダメ


そうやって人間側がちゃんと付き合えれば楽しくなるよね
猿の親子連れを横目に走ったり
鹿やリスと競争したりして・・・

夢の自然公園だ

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